僧侶の皆さま。毎年、暑いさなかのお盆の棚経、誠にお疲れさまでございます。
2020年は、新型コロナウイルス感染予防のため件数が減ったお寺が多いようですが、それでも日に10軒以上回られているかたもいらっしゃるでしょう。
11時って言われても、10時半に見えるときもあるし、12時すぎるときもあるしなぁ……
棚経に来ていただけることは嬉しいのだけれど、その日は午前も午後も予定を入れることができない。
Twitterでもこの件いろいろチェックしていたのですが、待つ一般家庭と、廻られるお寺さまと、双方さまざまなご都合、ご要望があります。
前のお宅で悩み相談されると、間に合うと思っても30分やそこら遅れてしまう
あまりキッチリ予定表をお配りすると、押した場合に「ウチの前は平均何十分いたはずなのに10分で切り上げられた」とか、それはそれでトラブルの元なんです
1軒終わったら次のお宅へ向かう前に電話、とかも考えましたが、その数分でさらに全体が何十分も押してしまうんですよね……
昔は「待つのが当たり前」だった路線バスでさえ、都市部では「いま2つ前のバス停を出ました」などと表示されるようになっています。
中高年ですら多忙を極める昨今。〝待つ〟ことの不合理を減らしつつ、ちょっとしたご相談にも応じられるようにしたいですね。
寺族がイライラ!?
これをきいてOkeiは、以前にオリラジの中田敦彦さんがテレビ朝日系列「オレの持論」という番組で、
夫婦でGoogleマップのGPS共有をしておけば、不倫や浮気は100%防止できる。
わが家は、GPS共有をしています!
と述べていたのを思い出しました。
中田敦彦さんのこの提案は、「GPS共有しないと浮気を防止しあえない夫婦って……」とか、「あえてそんなツールを使わないことが信頼だろう」といった批判もありました。それに対し中田さんは、
コンビニの防犯カメラだって、普及する前は「客を泥棒扱いするのか」と、批判は殺到したはず。だけど今は、あれがあるおかげで女性も深夜に安心して買い物できるし、「カメラで見張られているからコンビニに入りづらい」なんて人は、いませんよね?
人間は出来心で、してはいけないとわかっていることをやってしまう性分があるから、ほとんどの店に防犯カメラが設置されている、ということが、万引き防止になっているんです。
と持論を展開。
まぁ性善説か性悪説かはこの際置いておきましょう。
話をお盆の棚経に戻しますと、お坊さまは浮気をしないのだから(一年でもっとも多忙なお盆の期間に、そんなことをする余力などあろうはずもないのだから)、この期間に限り、奥さまもしくはお寺の事務方とGPS共有してみてはいかがでしょう?
そうすれば、檀信徒はお寺へ電話問い合わせすると、即座におおむねの住職の現在地がわかりますので、情報提供できるわけです。
GoogleマップのGPS共有の方法は、こちらをご参照ください。
設備投資がゼロという点も、いいですね。
棚経に行く先が車でかなり離れていて、時間が読めないという僧侶のかたがたは、ぜひ検討なさってみてください。