お坊さんと、常識を覆して生き生きしよう!

檀家さま向けミニシンポジウム@真言宗豊山派・寶泉寺

・とき:2011年1月29日(土)ところ:北田山寶泉寺(埼玉県所沢市)
・催し内容:ミニシンポジウム
・司会:色摩真琴住職、
・ゲスト:Okei+菊池嘉高(元葬儀サポートセンター)

新所沢にある真言宗豊山派のお寺、寶泉寺の色摩真了住職からのご依頼で、ミニシンポジウムを開催しました。

2010年夏の納骨堂完成にともない、

檀家さんを呼んで、納骨堂運用開始の説明会を開催したい。こちらから利用方法について一方的に説明をするのではつまらないので、納骨についてざっくばらんな質問に応えられる場にしたい

とのご依頼でした。

ひとなみ主宰のOkeiが、元葬儀サポートセンターの職員で多数のご葬儀の疑問やクレームに対応してきた菊池嘉高さんをゲストに、ミニシンポジウムを開催しました。

当日は、20人ほどの檀家さんが集まりました。
午後のひととき、まずは弘法大師をお祀りする写真の「大師堂」と、その地下にできた納骨堂を見学。

その後、客殿に着席して、色摩住職から納骨堂の利用方法や申込みについて簡単な説明を受けたあと、自由な質疑応答をいただいてそれにゲスト2人がお答えする形で、午後の2時間をすごしました。

利用者の視点から、盲点となる質問が出たのでご紹介します。

夫婦で1つの納骨スペースを利用可能。しかし……「納骨堂の利用期間は13回忌まで、その後は合葬スペースに合祀とあるが、夫と妻とで死亡時期が10年以上離れていたら、一緒には入れないのか?

13回忌までというのは一応の目安なので、あとから入られたかたの13回忌までということで申し出ていただければ、ご相談に応じます


【終了後、ご住職からいただいたコメント】

ふだんから檀家さんとはフランクに話せていると思っていたが、みなさんあんなに熱心にいくつも質問を用意していらっしゃるとは知らなかった。直接聞いてくれればいいのに、やはり住職には聞きづらいものなんですね。外部のかたをゲストに呼んだら、クッションになって意見をうかがいやすいということがよくわかりました。

この記事を書いた人
『いいお坊さん ひどいお坊さん』(ベスト新書電子版, 2011)、『心が軽くなる仏教とのつきあいかた』(啓文社書房, 2017)ほかの著者、勝 桂子(すぐれ・けいこ)、ニックネームOkeiです。 当サイト“ひとなみ”は、Okeiが主宰する任意団体です。葬祭カウンセラーとして、仏教をはじめとする宗教の存在意義を追究し、生きづらさを緩和してゆくための座談会、勉強会を随時開催しています。
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